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愛知県のリフォーム工務店|耐震補強工事について

耐震工事とは、まずどのような工事か、ですが

基本的には、耐震壁、金物を使った工事になりますが、

屋根工事だったり、耐震計画によって異なり、補助金も出ます。

補助金対象外だとしても、ある程度補強工事するのもありだと思います。

順番に流れから書いていきます。

 

 

1.耐震診断(各市町村にて無料で受け付け)

 無料の耐震診断をまず、申し込みます。

 予定を合わせ、耐震診断員が家の中を見ていき、

 床下、天井裏など、見れる範囲でチェックします。

 

 

2.耐震計画・補助金

 後日、耐震診断結果が届きます、

 判定値1.0未満の結果を、0.3以上UPの判定値1.0以上にする

 工事に限り補助金が出ます。

 市町村で変わるようですが、8割補助で上限100万円まで出ます。

 

 耐震計画では、

 耐震診断の時、診断員が判断不能とした壁が

 実は筋交いが入っていたり、耐力が多少ある壁だったり

 工事前から耐力が保証される場合もあります。

 これに気づいてもらえるかは、

 耐震計画を作ってくれる人が床下、天井裏まできちんと見てくれるかによりますが

 こういった場合、判定値を上げやすいですし、珍しくないです。

 

 

3.耐震工事を頼む業者

 耐震計画は、耐震工事ができる工務店さん(耐震診断員の資格持ち)に頼むと、

 基本的に無料で、見積りと同時に行ってもらえますが

 計算、資料作成にしっかりと資格を持った方の人件費がかかっているので

 よほど信用ならない理由がない限り、相見積もり等はやめた方が良いと思います。

 通常の相見積もりと違い、知識の無い工務店の方が安くなるのは必然ですし

 経費倒れしそうだと工務店側から断られ、見限られてしまいます。

 

 資格持ち、施工後の耐震診断結果も作れ、施工まで行える工務店は少なく

 こういった工務店に断られると、

 設計事務所などで有料の耐震計画、工事は別の業者、と

 もっと割高で、信用しにくくなってしまいます。

 事前に施工実績などで絞って相談して決めていった方が良いです。

 

 

4.耐震補強工事

 耐震の主な工事は耐力壁です。

 合板を床下の土台から天井裏の梁まで横架材間を通して打ち付ける。

 ですが、周りを全部壊してしまうので、費用的に妥協した

 合板を横架材間の8割までで、

 床、天井どちらかそのまま活かす準耐力壁がメジャーだと思います。

 基本的に天井側が金物を取り付けにくいので、壊す事が多いです。

 壁の配置は、家の四隅近くで壁が弱そうな所が重点的に補強されます。

 

 あとは、壁などは触らず、屋根工事になる事もあります。

 昔のとても重い瓦屋根は、土が乗っているため、それはそれは重いです。

 全て降ろして、合板、ルーフィング、鉄板葺きにするだけで

 判定地がグン!と良くなる場合はとても多いです。

 重い土、瓦を乗せた2階建てになると、

 耐力壁をいくら作っても判定値1.0は現実的じゃない可能性もあります。

 

 

5.補助金申請

 基本的に工務店さんに頼みますが、手数料は数万かかります。

 施工計画、中間報告、完了報告、施工前、施工中、施工後、金物の写真

 事務の仕事がとても多く、市役所の往復も何度もあるので、

 職人さんと同じくらい大変かもしれません

 補助金の分がまるまるお得になるとは考えない方が良いです。

 だいたい耐震工事は補助金MAX出るまでかかるので、十分お得ですが。

 

 何より、補助金よりも、耐震工事をちゃんとやってくれた保証として

 役所に届け出、認可、資料の保存までするので

 安心材料として補助金申請を受けると思った方が良いです。

 詐欺や適当な工務店には真似できません。

 

 

6.その他耐震工事の豆知識(ちょっと細かいこと)

 耐力壁は、構造用合板を使う事だけでなく、

 N50、N65などの専用の釘を、決まったピッチで打たなくてはなりません。

 その際に打つ柱は専用の耐力がある耐震金物で、横架材と上下とも連結。

 土台に関しては、ある程度のピッチにホールダウン金物がある事前提です。

 通常の工事とは手間が何倍も違うので、

 その辺、打ち合わせで分かってなさそうな業者は信用できないかもしれません。